パラミロンの安全性について

ユーグレナ(和名ミドリムシ)の食品が全国に広がるにつれて、ユーグレナ特有の含有成分であるパラミロンにも注目があつまっています。

 

宇宙人のような名称でまったく想像がつかないため、健康美意識と警戒心が高い方は、その安全性について心配されるかもしれません。

 

早速結論ですが、パラミロンに有害・毒性はないのでご安心ください。体に良くないことといえば(薬でいう副作用)、食物繊維やオリゴ糖と同じく、たくさん摂り過ぎると下痢になるだろうことです。

 

パラミロンの概要をご紹介したあとに、有害・毒性がないとした理由および副作用(※)についてまとめていきます。
(※)当サイトにおける副作用の使い方: 本来、薬に対して使う用語ですが、健康食品業界でも広く使わており、「〇〇の効果がある」と断定する使用は厳禁!とは違い薬事法にもひっかからないようなので、体に生じるだろう良くないことについて副作用と一言でまとめていることをご了承ください。

パラミロンの正体

ウルトラマンやドラゴンクエストの敵キャラとして出現しそうな「パラミロン」と思うのは一部の男子だけでしょうか。

 

さて、ゴロも良くて頭に残りやすい響きのする名称ですが、その正体はD-グルコースと呼ばれる食べても無毒な一つの糖がたくさん繋がった多糖と呼ばれるものです。

 

水に簡単にとけるD-グルコースがたくさん繋がる過程で水に溶けにくくなり、コロコロと赤血球のような円盤状にまとまり、水に溶けない繊維とされるのがパラミロンです。

 

「なんで糖が繊維なの?」って思われることでしょう。少し化学的な説明になってしまいますが、もともと糖と繊維はD-グルコースのような一つの糖がたくさん繋がったもので、水に溶ける甘いものを糖、水に溶けないよく噛まないといけないものを繊維と呼んでいます。

 

そして、パラミロンが医薬業界からも注目される理由が、私たちをさらに病気になりにくい体質に強化してくれるだろう機能性です。

 

パラミロン=丸っこい食物繊維=便秘改善が最も知られていますが、医薬業界では免疫バランスを保ち、疾患の発症を予防できる可能性の研究が進められています。

 

パラミロンの継続摂取による免疫バランス調整機能に関する特許出願のお知らせ
URL: http://www.euglena.jp/news/2014/0417.html

 

上記ページの通り、ユーグレナ社さんからニュースリリースされています。さまざまな可能性を秘めたパラミロンですので、かの有名な武田薬品さんも参画し、パラミロンを中心としたユーグレナの機能性について検討・製品開発を進められています。

 

パラミロンに期待される効果・効能については当サイトで下のページにまとめておりますので、お時間出来ました時にご参考ください。

 

パラミロンとは | ミドリムシ(ユーグレナ)特有のデトックス成分

 

 

パラミロンの毒性・有害性について

当サイトでは以前に、ミドリムシの安全性は科学的に立証されていることを下のページでご紹介しました。

 

ミドリムシを食べても大丈夫なの?安全性と危険性・副作用について

 

 

今回は、パラミロン単独についてどうなのかを調べてみたのですが、Web上に公開されているデータを発見できなかったため、断定は控えさせていただきます。

 

ただ、単糖のD-グルコースが結合したβ-1,3-グルカンが丸っこくなって水に溶けにくくなっただけですし、大手の製薬会社が医薬品開発にむけた研究開発に着手していることは、パラミロン単体の安全性を立証済みであるのは当然のことでしょう。

 

そうでないと、パラミロン配合医薬品ができた段階で、その毒性・有害性が認められたなんてことになったら、研究開発に費やしたコストが水の泡となってしまいます。

 

また、国内のみでなく英語で検索をかけてみても、海外の研究者から毒性等に関する報告もあがっていないようです。

 

第三者機関により証明された安全性試験のデータが見つけられていないので、絶対に大丈夫だよ!と断言できないことだけはご了承ください。

パラミロンの副作用について

摂り過ぎたことによる下痢に注意です。不溶性の食物繊維やオリゴ糖を取り過ぎた時に起きる症状と同じといっていいでしょう。

 

あれらを摂り過ぎると、便が柔らかくなって大量にオナラがでるようになり、つねに腸内にガスがたまっているような感じになりますよね。

 

限度を超えると腹痛とともに下痢となり、しばらくはお腹が下りやすい状態になってしまいます。

 

念のため、改めてこちらで用いている副作用という用語の使い方についてまとめると、パラミロンを摂取したことにより生じた好ましくないできごとのうち、摂取したものとの因果関係を否定できないものとします。

 

薬事法がかかわる慎重に取り扱うべき用語のため医薬品に限定されて使われる単語でしたが、ウェブ上でも巷でも、製品を摂取したことによって起こる、体に負担を与える症状について使われることが多いので、こちらのサイトでも上記の意味で副作用としてまとめることにした次第です。

 

 

 

 

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